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50件の記事がヒットしました。

東北の新聞での『いつか深い穴に落ちるまで』報道記事

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 福島県郡山市で生まれ、宮城県仙台市で育った山野辺です。
 これまで、福島の『福島民報』『福島民友』、宮城・東北の『河北新報(かほくしんぽう)』にて、地元から出た書き手ということで記事が掲載されています。
 ネットでの記事配信はされていないようですが、見出しと、自身の発言箇所の引用にてご紹介いたします。

 文芸賞に山野辺さん(郡山生まれ)(『福島民報』2018年8月31日付朝刊)

 「(受賞作は)社会の違った見方を表現できればという思いで書いた。十代後半から小説を書き続けてきた。作品が認められて本当にうれしい」と喜んだ。

 山野辺さん(郡山生まれ)文芸賞 河出書房新社「身が引き締まる」(『福島民友』2018年8月31日付朝刊)

 「作品が広く読んでいただける機会をいただき、身の引き締まる思い」と喜びを語り、受賞作については「奇抜な設定を一つ考えることで自分の気持ちを奮い立てて書いた」と話した。

 文芸賞 東北出身2氏/山野辺さん ほら話で個人と組織問う 未経験でも戦争語り継ぐ(『河北新報』2018年11月8日付朝刊)

 「科学でできないことでも小説なら成り立たせることができる」(中略)
 「記憶の継承もテーマ。体験者や専門家じゃないから自分には戦争を語る資格がないと黙ったままでは、風化を傍観することになる」。こうした問題意識を携え「さまざまな継承の形があっていい。いろんな人に届く方法として小説を考えました」と話す。(中略)
 作中では東日本大震災にも正面から向き合う。「東北で生まれ育った者として避けては通れない」と、無念さや怒りを登場人物に仮託した。(中略)
 「組織に適応するだけでは見失ってしまうものがある。それが小説を書く動機の一つ」(中略)
 贈呈式でこう抱負を述べた。「日々戸惑いながら歩いてきた。『フラフラしながらでも生きていけるぞ』と励ましてくれるのが文学。今後も書き続ける中で、どこかでフラフラしている誰かに向けて、少しでも励みになるものを届けたい」

 〈ほっとタイム〉文学志す後輩励ます 同級生のデビュー本、母校へ(『河北新報』2018年12月4日付朝刊)

 デビュー本への友情の後押しを「仙台は自分を育ててくれた土地。応援は心強い」と感謝している。

 (中学・高校時代の友人が『いつか深い穴に落ちるまで』のサイン本を母校に寄贈してくれたことが記事になりました)

『いつか深い穴に落ちるまで』発売1ヶ月

投稿日:

 初めての単行本『いつか深い穴に落ちるまで』の発売開始から1ヶ月が経ちました。

 手に取ってお読みいただいた読者の皆様、まことにありがとうございます。
 新聞・雑誌やネット上などで、さまざまなかたに拙作を論じたり紹介したりしていただいており、感謝しております。
 書店から本を送り出してくださっている皆様にも、厚く御礼申し上げます。

 書き手として息長く活動を続けていけるよう、小説の執筆に鋭意励んでまいります。
 来月には、雑誌にエッセイとインタビュー記事が載る予定です。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 ↓仙台の本屋さんの店頭です(紀伊國屋書店仙台店さんのツイート)
 https://twitter.com/Kino_Sendai/status/1066263442112167937

今月の文芸誌 イチオシは「文藝」の“子供じみたアイディア”

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 『週刊新潮』(11月22日号)の文芸時評(評者・栗原裕一郎さん)のなかで、「いつか深い穴に落ちるまで」が取り上げられ、ウェブサイト「Book Bang」に転載されました。

 今月の文芸誌 イチオシは「文藝」の“子供じみたアイディア”(週刊新潮・文芸時評)
 https://www.bookbang.jp/review/article/560918

『いつか深い穴に落ちるまで』単行本ができました

投稿日:

 『いつか深い穴に落ちるまで』の単行本ができあがり、見本を受け取りました。
 表紙の挿画はサヌキナオヤさん、装丁は川名潤さん。
 11月16日ごろ発売、定価1,300円(税別)です。
 どうぞよろしくお願いします。

文章の質感 過去への視線に時間の厚み

投稿日:

 『朝日新聞』(10月31日付朝刊)の文芸時評(評者・磯﨑憲一郎さん)のなかで、「いつか深い穴に落ちるまで」が取り上げられ、ウェブサイト「好書好日」に転載されました。
 同じページ上に、横尾忠則さんの絵画「良寛と進駐軍のいる風景」も掲載されています。

 文章の質感 過去への視線に時間の厚み(朝日新聞・文芸時評)
 https://book.asahi.com/article/11917537

百年前の作家から励まされる仕事 磯﨑憲一郎×山野辺太郎

投稿日:

 『文藝』2018年冬号(河出書房新社)に掲載の対談が、ウェブサイト「Book Bang」に転載されました。
 受賞作『いつか深い穴に落ちるまで』の単行本は、11月16日ごろ発売予定です。

 【文藝賞受賞記念対談】百年前の作家から励まされる仕事 磯﨑憲一郎×山野辺太郎
 https://www.bookbang.jp/review/article/559569

『文藝』冬号、本日発売

投稿日:

 

 『文藝』2018年冬号(河出書房新社)、本日発売です。
 文藝賞受賞作「いつか深い穴に落ちるまで」が掲載されています。

 「受賞の言葉」および、選考委員の磯﨑憲一郎さんとの対談「百年前の作家から励まされる仕事」も掲載。

小説「いつか深い穴に落ちるまで」が文藝賞を受賞

投稿日:

 小説「いつか深い穴に落ちるまで」が第55回文藝賞を受賞しました(8月23日の選考会にて決まりました)。
 10月6日発売の雑誌『文藝』2018年冬号(河出書房新社)に掲載されます。

 これまでお世話になった皆様、どうもありがとうございました。
 これから読者になってくださるかもしれない皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

見世物小屋の蛇女

投稿日:

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 本日、見世物小屋を見物。
 新宿・花園神社では、十一月の酉の日(今年は二回)に酉の市の祭りがあり、きょうがその一回目。鳥居をくぐり、賑々しい屋台の並ぶ参道を歩くと、すぐに見世物小屋の呼び込みの声が聞こえてきた(写真左)。蛇女がいるというので、これは黙って通りすぎるわけにはいかないと足を止める。お代は出るときに払えばいいというから、するするっと幕をくぐってさっそくテントのなかへ(写真中)。
 さて、蛇女とはどういうものか。頭が女でしっぽが蛇か、それとも頭が蛇でしっぽが女か。どっちにしても得体がしれない。
 実際に現れた蛇女はといえば、赤いべべ着て顔を白く化粧し、爬虫類めいたひんやりとした美しさをたたえた年若い女性。胸元にかけた前かけには薄茶色のしぶきの跡が。手にしているのは首のもげた小ぶりの蛇。それが本物の蛇であることを知らしめるために、司会役のだみ声の女性が手前の観客たちに触らせてから、蛇女の手に戻す。蛇女、この首なし蛇を自分の顔のまえにぶら下げたかと思うと、ジャキッと爽快な音を立てて一口食いちぎった。蛇女は蛇女でも、食べるほうの蛇女。おそらく、この日最初に食いちぎったときには真っ赤な鮮血が飛び散って、それが前かけに薄茶色のしみとなって残っていたのだろう。
 それから、老婆がちり紙につけた炎を飲み込んだり、犬がハードル越えをしたり、双頭の仔牛のミイラや、一度に鶏を七羽食べるという大蛇(その場で食べて見せたわけではない)が出てきたりと、素敵な演目が続いた。年若い蛇女は、鼻から入れた鎖を口から出して見せるという驚愕の離れ業をも披露してくれた。
 この蛇女嬢、出番でないときには舞台のしたに立っていて、その様子がときおり僕の視界に入った。陶磁器のように無機的にすました表情を保っていたかと思うと、ふと顔の内側から人間らしい笑みが押し出されかけ、それを飲み込むようにまた無機的な表情に戻る、その移ろいがまた趣深かった。当人は終始無言だったが、司会役の女性のだみ声が言うところによれば、二年まえに初代蛇女の老婆の技芸に惹かれて入門し、二代目蛇女となって見世物小屋を廃業の瀬戸際から救ってくれたものらしい。年齢はいまだ二十一歳。これから数十年かけて芸と妖艶さにますます磨きをかけていってくれたら素晴らしい。
 お代を払ってテントをあとに(写真右)。「ここに日本人のふるさとがある」という惹句も伊達ではない。ちなみに今年二回目の酉の市は、今月二十三日。お時間と好奇心のおありのかたは、お立ち寄りあれ。

 * * *

【追記】
 当記事の筆者はその後、小説家になりました。どこかしら見世物小屋的なところのある小説が多い気がしています。よろしければ、こちらも覗いてみてください。




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