『毎日新聞』に『大観音の傾き』の書評が載りました
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『毎日新聞』2024年12月28日付朝刊読書面の「話題の本」コーナーで、『大観音の傾き』が取り上げられました。ご執筆は武田砂鉄さんです。
一部を引用にてご紹介します。
傾いているはずがないだろう。じっくり見る。傾いているような気もしてくる。このまま倒れてしまうのか。爆破するのはどうかとの案まで出る。そもそも、あの震災を経て、今、大観音の気持ちはいかなるものなのか。
(中略)大観音に感じる悲哀はどこから来るのだろう。読み進めるうちに大観音と一体化し始める自分に気づく。簡素に説明し難い小説だが、体の深部に潜り込んでくる。
今週の本棚・話題の本『大観音の傾き』=武田砂鉄(毎日新聞)
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【追記】
下記のサイトで全文が公開されました。
『大観音の傾き』(中央公論新社) – 著者:山野辺 太郎 – 武田 砂鉄による書評(ALL REVIEWS)