
『河北新報』7月6日付朝刊の投書欄「声の交差点」に、『大観音の傾き』の読者のかたの感想が掲載されていました。見出しは「弱さ大切に 小説に教わる」。
一部を引用にてご紹介します。
昨年4〜9月の日曜日に河北新報朝刊に連載された山野辺太郎さんの小説「大観音の傾き」をようやく書籍で読むことができた。(中略)
観音像にふさわしくない「傾き」を何とか直そうと頑張る人たちがいる一方で、主人公はありのままの姿を守ろうと奔走する。弱いからこそ支え合えること、弱さを大切にする意味を、この作品から教えられた。
本当に心が宿っている気がして、現実の仙台大観音を見る目も変わった。