山野辺太郎のウェブサイト


対談・インタビュー

対談などについてのお知らせ

『河北新報』に連載開始のインタビュー記事が載りました

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 『河北新報』4月3日付朝刊の文化面に、連載小説「大観音の傾き」開始にあたってのインタビュー記事が掲載されました。見出しは「孤独に屹立 自分と重なる」。ご執筆は同紙記者の菊地弘志さんです。
 山野辺の発言箇所の一部を引用にてご紹介します。「なぜ仙台大観音を取り上げたのでしょうか」という質問に答えた箇所です。

「市西部の新興住宅地に引っ越したのが高校に入った1991年春。その秋に大観音が完成し、そう遠くない距離に大観音の姿が見えました。山の中、ニュータウンの片隅に、巨大な白い像が屹立しているのです。強烈な異彩に戸惑いつつも目を離せませんでした」
「本来ありがたい存在なのでしょうが、違和感を伴って圧倒的な大きさで視界に入る大観音に、この世になじめないでいる寂しさも感じられ、高校時代の自分とどこか重なるようなところもありました。進学で仙台を離れた後も心に残っていたのです」

 連載は4月7日より毎週日曜、読書面の一角(「東北の文芸」面)に掲載されます。

 連載小説「大観音の傾き」4月7日開始 山野辺太郎さんが抱負(河北新報オンライン)
 (ウェブ上では、サイトの会員向けコンテンツとして掲載されています)
 https://kahoku.news/articles/20240403khn000014.html

新刊『孤島の飛来人』著者インタビュー

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 文芸・本のニュースサイト「ナニヨモ」に、『孤島の飛来人』著者インタビューが掲載されました。
 「作品を書こうとしたきっかけ」「執筆時のエピソード」「小説を書くうえで大切にしていること」「おすすめの本」などの質問に答えています。
 一部を引用にてご紹介します。

 とくに心惹かれたのが北硫黄島です。太平洋戦争の激戦地となった硫黄島に比べて、あまり知られていない島ですが、十九世紀の末から戦争末期までの約半世紀にわたって、人々が暮らしを営んでいました。最盛期には二百人以上、最終的には九十人ほど住民がいましたが、戦禍を避けるため、本土への強制疎開が実施されました。その後、元住民がふたたびこの島に戻って暮らすことはかなわず、現在に至るまで無人島となっています。
 故郷を追われ、帰ることのできない人々のいだいたであろう無念さに、思いを馳せました。小説のなかだったら、いまも人々の暮らす北硫黄島を描けるのではないか、という考えが浮かんできます。そこには現実の歴史とは別の、もう一つの歴史が隠れている、と想定してはどうか。硫黄島の戦いの場から船で逃れた将兵が、北硫黄島にたどり着いて住民と合流し、いつしか国をつくっていたとしたら……と想像がふくらんでいきました。

 全文は下記のサイトで公開されています。お読みいただけますと幸いです。

 小説のなかだったら、いまも人々の暮らす北硫黄島を描けるのではないか――山野辺太郎さんインタビュー(ナニヨモ)
 https://naniyomo.com/?p=8475

「練馬人図鑑」がYouTubeで公開

投稿日:

 YouTubeで「練馬人図鑑」(山野辺太郎×小林綾子さん、J:COMチャンネルにて放映)が公開されました。
 小説「いつか深い穴に落ちるまで」「孤島の飛来人」、文藝賞、子供時代のことなどを語っています。自作朗読や、小林さんとのミニ朗読劇も。
 どうぞご覧ください。

 YouTube「練馬人図鑑」第170回 山野辺太郎
 https://www.youtube.com/watch?v=bnGRtU4jre0

 「練馬人図鑑」(第170回)の紹介ページ
 https://jinzukan.myjcom.jp/nerima/post/1287

「練馬人図鑑」放映期間延長(1週間→2週間)

投稿日:

 3月9日より、J:COMチャンネルにて対談番組「練馬人図鑑」(ゲスト・山野辺太郎×番組MC・小林綾子さん)が放映されています。
 当初は1週間の放映予定でしたが、2週間に延長されることになりました。
 3月9日(月)から22日(日)まで、時間は下記のとおりです。

 「練馬人図鑑」山野辺太郎の出演回、放映予定

3/9(月) 10(火) 11(水) 12(木) 13(金) 14(土) 15(日)
7:30 8:00 7:30 8:00 7:30 8:00 8:30
10:00 14:00 14:00 15:00 10:00 15:00 12:30
17:30 17:00 17:30 18:30 14:00 21:30 22:00
23:30 19:30   23:30 17:30    
  21:30     23:30    
16(月) 17(火) 18(水) 19(木) 20(金) 21(土) 22(日)
7:30 8:00 7:30 8:00 7:30 8:00 8:30
10:00 14:00 14:00 15:00 10:00 15:00 12:30
17:30 17:00 17:30 18:30 14:00 21:30 22:00
23:30 19:30   23:30 17:30    
  21:30     23:30    

「練馬人図鑑」収録

投稿日:

 J:COMチャンネル「練馬人図鑑」に出演することになり、収録に行ってきました。
 「練馬人図鑑」とは、「様々なフィールドで活躍する練馬人を招き、インタビューする対談番組。毎回3つのキーワードをテーマに、ゲストの現在の活動や生い立ち、今後の展望などをインタビューします」(番組HPより)。
 当方、練馬区で暮らしはじめて十年あまり。練馬区在住の小説家として登場する運びとなり、小説「いつか深い穴に落ちるまで」「孤島の飛来人」のことなどをお話ししてきました。

 3月9日(月)7:30〜を初めとして、15日(日)まで毎日4回前後、1週間で27回ほど繰り返し放映されます(ケーブルテレビ「J:COMチャンネル」東京 東エリア〔練馬・新座・和光〕)。番組の時間は約19分。
 放映後、YouTubeでも公開予定です。

 番組MCの小林綾子さんは練馬区育ち。かつて「おしん」の子役を務められ、近年では「なつぞら」への出演など、女優として活躍されています。

 ↓収録時の様子を小林綾子さんのブログにてご紹介いただきました
 https://ameblo.jp/ayako-kobayashi-blog/entry-12573022518.html

 「練馬人図鑑」山野辺太郎の出演回、放映予定

3/9(月) 10(火) 11(水) 12(木) 13(金) 14(土) 15(日)
7:30 8:00 7:30 8:00 7:30 8:00 8:30
10:00 14:00 14:00 15:00 10:00 15:00 12:30
17:30 17:00 17:30 18:30 14:00 21:30 22:00
23:30 19:30   23:30 17:30    
  21:30     23:30    

百年前の作家から励まされる仕事 磯﨑憲一郎×山野辺太郎

投稿日:

 『文藝』2018年冬号(河出書房新社)に掲載の対談が、ウェブサイト「Book Bang」に転載されました。
 受賞作『いつか深い穴に落ちるまで』の単行本は、11月16日ごろ発売予定です。

 【文藝賞受賞記念対談】百年前の作家から励まされる仕事 磯﨑憲一郎×山野辺太郎
 https://www.bookbang.jp/review/article/559569




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