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2018年12月22日の記事

東北の新聞での『いつか深い穴に落ちるまで』報道記事

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 福島県郡山市で生まれ、宮城県仙台市で育った山野辺です。
 これまで、福島の『福島民報』『福島民友』、宮城・東北の『河北新報(かほくしんぽう)』にて、地元から出た書き手ということで記事が掲載されています。
 ネットでの記事配信はされていないようですが、見出しと、自身の発言箇所の引用にてご紹介いたします。

 文芸賞に山野辺さん(郡山生まれ)(『福島民報』2018年8月31日付朝刊)

 「(受賞作は)社会の違った見方を表現できればという思いで書いた。十代後半から小説を書き続けてきた。作品が認められて本当にうれしい」と喜んだ。

 山野辺さん(郡山生まれ)文芸賞 河出書房新社「身が引き締まる」(『福島民友』2018年8月31日付朝刊)

 「作品が広く読んでいただける機会をいただき、身の引き締まる思い」と喜びを語り、受賞作については「奇抜な設定を一つ考えることで自分の気持ちを奮い立てて書いた」と話した。

 文芸賞 東北出身2氏/山野辺さん ほら話で個人と組織問う 未経験でも戦争語り継ぐ(『河北新報』2018年11月8日付朝刊)

 「科学でできないことでも小説なら成り立たせることができる」(中略)
 「記憶の継承もテーマ。体験者や専門家じゃないから自分には戦争を語る資格がないと黙ったままでは、風化を傍観することになる」。こうした問題意識を携え「さまざまな継承の形があっていい。いろんな人に届く方法として小説を考えました」と話す。(中略)
 作中では東日本大震災にも正面から向き合う。「東北で生まれ育った者として避けては通れない」と、無念さや怒りを登場人物に仮託した。(中略)
 「組織に適応するだけでは見失ってしまうものがある。それが小説を書く動機の一つ」(中略)
 贈呈式でこう抱負を述べた。「日々戸惑いながら歩いてきた。『フラフラしながらでも生きていけるぞ』と励ましてくれるのが文学。今後も書き続ける中で、どこかでフラフラしている誰かに向けて、少しでも励みになるものを届けたい」

 〈ほっとタイム〉文学志す後輩励ます 同級生のデビュー本、母校へ(『河北新報』2018年12月4日付朝刊)

 デビュー本への友情の後押しを「仙台は自分を育ててくれた土地。応援は心強い」と感謝している。

 (中学・高校時代の友人が『いつか深い穴に落ちるまで』のサイン本を母校に寄贈してくれたことが記事になりました)




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