新刊『大観音の傾き』、2024年12月発売!
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新刊『大観音の傾き』が中央公論新社より12月6日ごろ、発売となります。
本の帯には、松永K三蔵さんに推薦の言葉を寄せていただきました。
ひとり立ち続ける大観音の寂しさと慈しみ。声にならない声が、今、語られる。私は読みながら泣き、笑い、また泣いた。
——松永K三蔵
装丁は鈴木成一さんがご担当くださいました。表紙カバーの青空に映える仙台大観音の写真も、鈴木さんご自身が撮影されたものだそうです。
作品の紹介文が、帯の裏に載っています。
東北の大きな街の市役所の新入職員・高村修司。彼のいる出張所の近くには、白くて異様に巨大な大観音が立っている。あの大震災をきっかけに、近隣住民のなかに「大観音が傾いた」という者たちが現れ、その足元を押しはじめて数年が経っていた。大観音は傾いているのか、いないのか。修司はさまざまな人に出会い、ときに翻弄されながら、対応策を求めて奔走する——。
本作品は、『河北新報』2024年4月7日〜9月29日、毎週日曜朝刊の読書面に連載されたものです。書籍化にあたって加筆修正をおこなっています。
市役所の新人・高村修司と、丘に立つ大観音。この二人を中心とした「お仕事小説」でもあります。お読みいただけましたら幸いです。
出版社の『大観音の傾き』紹介ページ(中央公論新社)
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