『こんとんの居場所』冒頭朗読の動画をYouTubeで公開
デビュー以来3冊目の単行本『こんとんの居場所』(国書刊行会)の刊行を記念して、冒頭朗読の動画をYouTube「山野辺太郎チャンネル」にて公開しました。
「渾沌島取材記者/経験不問要覚悟/長期可薄給裸有」
山野辺太郎「こんとんの居場所」作者による冒頭朗読(YouTube)
下記のサイトにて、他の発表作の冒頭朗読も公開中です。
山野辺太郎チャンネル(YouTube)
デビュー以来3冊目の単行本『こんとんの居場所』(国書刊行会)の刊行を記念して、冒頭朗読の動画をYouTube「山野辺太郎チャンネル」にて公開しました。
「渾沌島取材記者/経験不問要覚悟/長期可薄給裸有」
山野辺太郎「こんとんの居場所」作者による冒頭朗読(YouTube)
下記のサイトにて、他の発表作の冒頭朗読も公開中です。
山野辺太郎チャンネル(YouTube)
新刊『こんとんの居場所』が国書刊行会より発売となりました。
謎の生命体「こんとん」の取材記者として調査船に乗り込んだ男女。たどり着いた島=こんとんの上で、二人が見たものとは……。(「こんとんの居場所」)
防衛省のシステムに侵入した天才少年ハッカーが開いたのは、人類を“次の段階”に進める禁断の扉だった。人々が次々と人間の姿を失っていく中、ある親子が再会する。(「白い霧」)
それは滅びか、救済か――。
文藝賞受賞作『いつか深い穴に落ちるまで』(2018)、『孤島の飛来人』(2022)に続く、現代文学の異才による最新作品集!
(hanmoto.comの紹介文より)
赤坂真理さんとラランド・ニシダさんより、推薦の言葉を寄せていただきました。本の帯に記載された言葉を引用にてご紹介します。
退屈な日常から、非日常にグラデーションで少しずつ染まっていく感覚。読書の喜びの根源に触れた気がする。
ニシダ(ラランド)
するする運ばれていくうちに思いがけないところにいて、たとえそれが破滅かもしれなくても、笑えてしまう。ああ、言葉にだけ可能な、こんな旅があるのだ。
赤坂真理(作家)
装丁は森敬太さん、装画はnico itoさんがご担当され、魅惑的な表紙カバーとなりました。表紙と裏表紙で絵柄が微妙に異なっています。本を手に取り、帯をそっと外して、じっくりと眺めていただけましたらと思います。
表題作「こんとんの居場所」に「白い霧」を加えた中篇二作の作品集。どちらも広い意味での変身譚となっています。
お読みいただけましたら幸いです。
発売に合わせて、『こんとんの居場所』のPOPを作ってみました。
右側は本文に出てくる三行広告からの引用です。ここから主人公の旅路が始まります。
書店での本のPR用などに、画像をダウンロードしてご自由にお使いください。
印刷して枠線で折りたたむと、はがきサイズになります。
『こんとんの居場所』POP(JPEGデータ)
https://yamanobe-taro.jp/img/conton-pop-230418.jpg
出版社の『こんとんの居場所』紹介ページ(国書刊行会)
『こんとんの居場所』書誌データ(版元ドットコム)
『こんとんの居場所』を書店サイトで探す
amazon|e-hon|honto|honyaclub|kinokuniya|rakuten|tsutaya
2023年4月18日ごろ、小説単行本『こんとんの居場所』(国書刊行会)が発売となります。
表題作は『小説トリッパー』’20年秋号に掲載された作品です。単行本化に際し、加筆修正をおこないました。
さらに書き下ろしの「白い霧」を併録。人間の変容の可能性を探る二篇を収めた作品集です。
◇こんとんの居場所
「渾沌島取材記者」を募集する三行広告にいざなわれ、青年は旅立った。旅路の果てに、青年はいかなる場所にたどり着くのか。
いいんだよ、これで。なくなったんじゃなくて、変化しただけ。
(「こんとんの居場所」より)
◇白い霧
家にこもってプログラミングとハッキングにいそしむ少年がいた。ネット空間の奥深くで、少年は不思議なメッセージに出会う。
みんな蒸発。やっちゃう?[Yes/No]
(「白い霧」より)
当サイトの「作品倉庫」に「こんとんの居場所(冒頭)」を掲載しています。
なお、版元ドットコムによると4月18日が発売予定日となっていますが、各書店での発売日は配送状況等によって幅があります。
出版社の『こんとんの居場所』紹介ページ(国書刊行会)
『こんとんの居場所』書誌データ(版元ドットコム)
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新刊『孤島の飛来人』が中央公論新社より発売となりました。
「飛ぶのが、怖いの?」
仕事で空を飛んで、この島にやってきた「僕」に人生2度目の決行のときが近づく。
無人のはずの北硫黄島に住む人々、戦争の記憶、看守と囚人、6色の風船……。人はなぜ飛ぼうとするのか、そして飛ぼうとしないのか。
文藝賞受賞第1作に書き下ろし「孤島をめぐる本と旅」を収録
(hanmoto.comの紹介文より)
デビュー作『いつか深い穴に落ちるまで』以来、2冊目の単行本刊行です。
雑誌掲載作「孤島の飛来人」を加筆改稿し、さらに短篇「孤島をめぐる本と旅」を加えることで、単行本『孤島の飛来人』ができました。
どちらも小笠原諸島をおもな舞台とした小説です。
本を手に取って、お読みいただけましたら幸いです。
当サイトの「作品倉庫」に「孤島の飛来人(冒頭)」を掲載しています。
『孤島の飛来人』を書店サイトで探す
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出版社の『孤島の飛来人』紹介ページ(中央公論新社)
『孤島の飛来人』書誌データ(版元ドットコム)
デビュー作に続く2冊目の単行本『孤島の飛来人』(中央公論新社)の刊行を記念して、冒頭朗読の動画をYouTube「山野辺太郎チャンネル」にて公開しました。
「決行のときが迫っていた。充分な準備が整っていたとはいいがたく、見切り発車という言葉こそがふさわしかった」
山野辺太郎「孤島の飛来人」作者による冒頭朗読(YouTube)
小説単行本『孤島の飛来人』が中央公論新社より、2022年8月22日ごろ発売となります。
六つの大きな風船にぶら下がり、横浜のビルの屋上から飛び立った男がいた。男は自動車メーカーの若手社員。目指していたのは、小笠原諸島の父島だった。見知らぬ浜辺に打ち上げられて、囚われ人となった男がたどる、数奇な運命。人が住まないはずの北硫黄島に、知られざる国が成り立っていた……。
表題作は『文藝』’19年冬号に文藝賞受賞第一作として掲載された作品です。単行本化に際し、加筆修正をおこなっています。
さらに書き下ろしの短篇小説「孤島をめぐる本と旅」を併録。
僕はいま、凧だろうか。いや、人間アドバルーンだ。いったい何を宣伝しているんだろう。人間の、可能性を? それとも、愚かさを?
(「孤島の飛来人」より)
当サイトの「作品倉庫」に「孤島の飛来人(冒頭)」を掲載しています。
『孤島の飛来人』を書店サイトで探す
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『孤島の飛来人』書誌データ(版元ドットコム)
「恐竜時代が終わらない」が『文學界』2021年7月号〔6月7日〕に掲載されてから一年あまりが経ちました。これを機に、冒頭を「作品倉庫」に収載しました。縦書きで表示されます。
作品全文は、掲載誌にてお読みいただけます。どうぞよろしくお願いします。
いつか本の形にできるとよいなと思っています。
『文學界』2021年7月号の紹介ページ(文藝春秋)
『文學界』2021年7月号をアマゾンで探す
山野辺太郎「恐竜時代が終わらない」作者による冒頭朗読(YouTube)
デビュー作『いつか深い穴に落ちるまで』の単行本が2018年11月に発売されて、かれこれ3年が経ちました。発売3周年記念として、冒頭朗読の動画をYouTube「山野辺太郎チャンネル」にて公開しました。
「日本とブラジルとを直線で結ぶことはできないか。そう彼は考えた」
山野辺太郎「いつか深い穴に落ちるまで」作者による冒頭朗読(YouTube)
「こんとんの居場所」が『小説トリッパー』2020年秋号に掲載されてから一年が経ちました。これを機に、「作品倉庫」にて一部を公開いたします。
掲載箇所は下記のとおりです。
冒頭のほか、「こんとんの居場所」の作中作から掌篇三篇を収載しました。
作品全文は、掲載誌にてお読みいただけます。どうぞよろしくお願いします。
『小説トリッパー』2020年秋号の紹介ページ(朝日新聞出版)
『小説トリッパー』2020年秋号をアマゾンで探す
新作「恐竜時代が終わらない」が『文學界』7月号〔6月7日発売〕に掲載されました。
太古の昔、恐竜時代から伝わる出来事の記憶。その話を受け継いだ男が長年の沈黙を破ってついに語りだす——。
ジュラ紀の森と、埼玉の飯能・所沢をおもな舞台にした小説です。
小説の冒頭を、作者による朗読にてご紹介いたします。
山野辺太郎「恐竜時代が終わらない」作者による冒頭朗読(YouTube)
掲載誌の情報はこちらです。
『文學界』2021年7月号の紹介ページ
【追記】
YouTubeに「山野辺太郎チャンネル」を開設し、冒頭朗読のロングバージョン(約8分)をアップしました。以前のショートバージョンと差し替えています。