『朝日新聞』に『孤島の飛来人』の書評が載りました
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『朝日新聞』10月22日付朝刊の読書面に、『孤島の飛来人』の書評が掲載されました。評者は宮地ゆうさんです。
冒頭を引用にてご紹介します。
まじめな人たちが、大まじめに織りなす気宇壮大な物語。南国の風景と戦争の記憶が交錯し、滑稽さのなかに、もの悲しさも交じり合う。不思議な読後感が後を引く作品だ。
経営危機でフランスの会社の傘下に入ると噂される日本の自動車メーカーに勤める「僕」。ある夜、同僚たちに見守られ、6個の風船を背中につけて横浜の高層ビルから飛び立った。空の時代の到来を見据えた実証実験を、極秘に決行したのだ。
冒頭から有無を言わせぬ勢いで物語が展開する。ここは一緒に飛んでいくしかないと、覚悟を決める。
下記のウェブサイト「好書好日」にて全文が公開されています。
「孤島の飛来人」書評 ひそかに続く「王国」に迷い込む(朝日新聞・好書好日)