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報道・論評

山野辺太郎の小説などへの報道・論評

『ダ・ヴィンチ』2月号に『いつか深い穴に落ちるまで』著者インタビューが載りました

投稿日:

  

 『ダ・ヴィンチ』2019年2月号〔1月5日発売〕の「今月のBOOKMARK」というコーナーに、『いつか深い穴に落ちるまで』の著者インタビューが掲載されました。
 発言の一部を引用にてご紹介します。

「人間の営みは虚しいものではないかという虚無感が、心のどこかにあって。私たちは仕事をしながら生きていますが、最後には死んで無になり、長いスパンで考えれば自分の仕事も無に帰ります。それを穴や穴掘り事業として表現することで、いつかは虚無に沈むかもしれないけれど、今を精一杯生きようとする人間を描けるのではないかと思いました」

 詳しくは雑誌にて、お読みいただけますと幸いです。

 『ダ・ヴィンチ』2019年2月号【目次】(KADOKAWA)
 https://ddnavi.com/news/511069/a/

今月の新聞・雑誌での『いつか深い穴に落ちるまで』書評

投稿日:

 下記の新聞・雑誌にて、『いつか深い穴に落ちるまで』の書評が掲載されました。

  • 『東京新聞/中日新聞』12月2日付朝刊(評者・藤沢周さん)
  • 『サンデー毎日』12月30日号〔12月18日発売〕(評者・岡崎武志さん)
  • 『週刊東洋経済』12月29日・1月5日号〔12月22日発売〕(評者・斎藤美奈子さん)
  • 『沖縄タイムス』12月22日付朝刊(評者・江南亜美子さん)——(通信社の配信記事のようです)追記:『山陽新聞』12月23日付朝刊、『四国新聞』2019年1月6日付朝刊、『福井新聞』2019年1月6日付朝刊などにも掲載。

 『サンデー毎日』と『週刊東洋経済』は、12月22日現在、発売中の最新号です。
 見出しと、記事へのリンクを以下に示します。(『サンデー毎日』『週刊東洋経済』『沖縄タイムス』の記事は、各サイトの会員向けコンテンツです)

 藤沢周さんの3冊の本棚(東京新聞/中日新聞・書評)
 (ネット上での掲載がないため、一部を引用にてご紹介します)

 カフカ的ともいえる筆致で緻密につづられる小説の深みに潜りこんでいくうち、「穴」とは何だったのか、と自らの深層心理の方に穴を穿たれるのである。

 SUNDAY LIBRARY 岡崎 武志・評『いつか深い穴に落ちるまで』『やましたくんはしゃべらない』ほか 今週の新刊(サンデー毎日・書評)
 https://mainichi.jp/articles/20181218/org/00m/040/007000d

 特集PART Ⅵ ブックガイド ビジネスパーソンはこれを読め|2018年に出た「この5冊」 文学|斎藤美奈子(週刊東洋経済・書評)
 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/19607
 (『いつか深い穴に落ちるまで』単行本を手にした斎藤美奈子さんの写真も掲載)

 [読書]/小説/山野辺太郎著/いつか深い穴に落ちるまで/大マジメなありえない話(沖縄タイムス・書評)
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/363988
 (山陽新聞の見出しは〈別の世界が映した「現実」〉、四国新聞の見出しは〈笑いはいつしか怖さに〉、福井新聞の見出しは〈ありえない話 漂う批評性〉)

東北の新聞での『いつか深い穴に落ちるまで』報道記事

投稿日:

 福島県郡山市で生まれ、宮城県仙台市で育った山野辺です。
 これまで、福島の『福島民報』『福島民友』、宮城・東北の『河北新報(かほくしんぽう)』にて、地元から出た書き手ということで記事が掲載されています。
 ネットでの記事配信はされていないようですが、見出しと、自身の発言箇所の引用にてご紹介いたします。

 文芸賞に山野辺さん(郡山生まれ)(『福島民報』2018年8月31日付朝刊)

 「(受賞作は)社会の違った見方を表現できればという思いで書いた。十代後半から小説を書き続けてきた。作品が認められて本当にうれしい」と喜んだ。

 山野辺さん(郡山生まれ)文芸賞 河出書房新社「身が引き締まる」(『福島民友』2018年8月31日付朝刊)

 「作品が広く読んでいただける機会をいただき、身の引き締まる思い」と喜びを語り、受賞作については「奇抜な設定を一つ考えることで自分の気持ちを奮い立てて書いた」と話した。

 文芸賞 東北出身2氏/山野辺さん ほら話で個人と組織問う 未経験でも戦争語り継ぐ(『河北新報』2018年11月8日付朝刊)

 「科学でできないことでも小説なら成り立たせることができる」(中略)
 「記憶の継承もテーマ。体験者や専門家じゃないから自分には戦争を語る資格がないと黙ったままでは、風化を傍観することになる」。こうした問題意識を携え「さまざまな継承の形があっていい。いろんな人に届く方法として小説を考えました」と話す。(中略)
 作中では東日本大震災にも正面から向き合う。「東北で生まれ育った者として避けては通れない」と、無念さや怒りを登場人物に仮託した。(中略)
 「組織に適応するだけでは見失ってしまうものがある。それが小説を書く動機の一つ」(中略)
 贈呈式でこう抱負を述べた。「日々戸惑いながら歩いてきた。『フラフラしながらでも生きていけるぞ』と励ましてくれるのが文学。今後も書き続ける中で、どこかでフラフラしている誰かに向けて、少しでも励みになるものを届けたい」

 〈ほっとタイム〉文学志す後輩励ます 同級生のデビュー本、母校へ(『河北新報』2018年12月4日付朝刊)

 デビュー本への友情の後押しを「仙台は自分を育ててくれた土地。応援は心強い」と感謝している。

 (中学・高校時代の友人が『いつか深い穴に落ちるまで』のサイン本を母校に寄贈してくれたことが記事になりました)

今月の文芸誌 イチオシは「文藝」の“子供じみたアイディア”

投稿日:

 『週刊新潮』(11月22日号)の文芸時評(評者・栗原裕一郎さん)のなかで、「いつか深い穴に落ちるまで」が取り上げられ、ウェブサイト「Book Bang」に転載されました。

 今月の文芸誌 イチオシは「文藝」の“子供じみたアイディア”(週刊新潮・文芸時評)
 https://www.bookbang.jp/review/article/560918

文章の質感 過去への視線に時間の厚み

投稿日:

 『朝日新聞』(10月31日付朝刊)の文芸時評(評者・磯﨑憲一郎さん)のなかで、「いつか深い穴に落ちるまで」が取り上げられ、ウェブサイト「好書好日」に転載されました。
 同じページ上に、横尾忠則さんの絵画「良寛と進駐軍のいる風景」も掲載されています。

 文章の質感 過去への視線に時間の厚み(朝日新聞・文芸時評)
 https://book.asahi.com/article/11917537

第55回文藝賞贈賞式 日上氏と山野辺氏の二作に

投稿日:

 10月17日の山の上ホテルでの文藝賞贈賞式(贈呈式)の様子が、『週刊読書人』(10月26日版)で報じられ、ウェブ版にも掲載されました。
 選考委員のかたがたと受賞者のスピーチが載っています。

 第55回文藝賞贈賞式 日上氏と山野辺氏の二作に(週刊読書人)
 https://dokushojin.com/article.html?i=4470




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